2008年01月15日

住宅のバリアフリーをどこまで

段差のない生活を目指して、住宅にもバリアフリーの考え方が浸透してきた。洋室と和室の境目は以前は15ミリぐらいの段差を意識的に設けていた。現在、建設されている住宅では、この段差はなくなってフローリングと畳のレベルが同じになった。建具の敷居もフロア面と同じにするか、或いは建具を上からつり下げるハンガータイプへと変わってきている。設備まわりについても、たとえばユニットバスの床がが脱衣室のそれと段差がなくなってきた。
先日、私の長男が「お父さん、ちょっと洗面所の床がベコベコしているので見て」と言ってきた。息子の家は建てて5-6年ぐらいだろうか。まだまだ傷むのには早すぎると思いながら、見に行ってみると浴室の水が洗面所の方にまで浸入してきた形跡がある。浴室はユニットバスでバリアフリーのタイプである。このタイプのユニットバスはドアの下部で、湯や水を堰き止め、その水を細い溝に集め排水する設計になっている。メーカーの設計意図からはこれで良いのかもしれない。しかしもっと深く考えを巡らしてみるとこんな設計はされないと思うのである。浴室は家中で一番、汚れの貯まる場所。シャンプー後の髪の毛が、小さな排水孔に詰まることぐらいすぐに分かりそうなものである。排水孔が詰まれば、水は堰を越え洗面所へと流れ込む。これを繰り返せば、木質の床はひとたまりもない。
そこで一つの疑問。住宅のバリアフリーはどこまで必要か?日本の住宅でどこまでバリアフリー化が可能か?屋外のアプローチから玄関、ホールへ。この間にバリアフリーは基本的には考えられない。少なくとも、それを売りにしている住宅は、私はまだ聞かない。スロープで対処する方法などは私もしたことはあるが。
『住む人にやさしい』ということは絶対、必要である。しかしながらこのユニットバスのケースのように短期間で修理を必要とし、その煩わしさに神経を使い、修理費を使わなければいけないなら、僅か5センチの、一日一度の段差など辛抱した方がよい、ということになりはしないか。
最近はバリアフリーに限らず断熱や換気や、その他の部分においても、快適さをうたい文句に提案がされている。その採用については事前に十分検討し、リスクがあることも考えておかなければいけない。
posted by モン太 at 10:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

バスリフォームで機能的な家造り
Excerpt: バスリフォームにはユニットバスがお勧めです。 ユニットバスの最大のメリットはその施工性・防水性とメンテナンス性にあります。 一般的な工事内容であれば、在来工法からユニットバスにリフォームするのに約..
Weblog: 住宅リフォームで安全、快適で機能的な家造り
Tracked: 2008-05-03 23:14

人気ブログランキングへ
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。