2007年11月24日

家相とは何か?

清家清 著 「家相の科学」まえがきより

《前略》
 家相の本に書かれている事柄は、だいたい三つの傾向にまとめることができます。一つは、建築計画学的、工学的あるいは住居学的に根拠のあるものです。ここには、まだ建築の技術が十分発達せず、材料の種類も乏しかったころに、家を住みよくするために考えられた古人の知恵がかくされています。いわば、現代の建築基準法と設計、建築技術書を合わせたようなものです。
 二番めは、家に関した社会的なタブーをあらわしたものです。妊娠中の女性がいる家では工事をしてはいけないというのは、妊婦の労働が過重にならないようにという配慮を、家相のタブーとして表現したものです。また、身分制度のきびしい社会の中で、分をこえたことをしてはいけないという封建制や儒教的な考えにもとづくものも、ここにはいるでしょう。
 三番めは、科学的にまったく説明しようがないもの。これは序章でくわしくお話しする陰陽五行説によるものから、あるいは、囲いの中に木があるのは「困」という字になるからいけないという駄じゃれまで含まれています。
 今までは、この三番めだけに注目して、家相は迷信である、ナンセンスとかたづけられてきました。しかし、よく調べてみると、はじめの建築学的、住居学的に根拠を持つものがけっして少なくないのです。いや、現代の建築の盲点をつき、あるいは、技術や経済性にだけ走っても、ともすれば、そこに住む人間のことを忘れがちな現代の建築に、反省を促すものすら含んでいます。
《後略》

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次の機会に『序章 家相とは何か』を要約してみます。
posted by モン太 at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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