2008年07月11日

私も、そう思います。

 何度も繰り返して書いておりますが、姉歯事件に始まる耐震偽造。それを切っ掛けとして、建築基準法の改正(改悪との声もあちこちで)がありました。さらにその改正が原因となって、建築不況を招き、今なお影響を引きずっています。
 昨日、配信されたケンプラッツに事件の被害者となったグランドステージ池上の立て替えが完了したとの記事が載っていました。記事によると、このマンションの建て替えは基準法改正の前に駆け込みで申請をし、改正前に確認通知を受けたというのです。なぜ、立て替え組合は改正以前に設計を完了させる方法を採ったかといえば、改正後になってしまうと、審査が大幅におくれ、着工や竣工までもがずれ込んでくると予想したからです。結果として大正解だったといえるのではないでしょうか。その後、鋼材や他の建築資材も値上がりを続けていることからみても、不幸中の幸いだったと思います。
 それでは、旧基準法のもとで申請したことについて何かリスクはないの、ということになりますが、何にもありません。前から書いているように、この改正は建築技術に関するものは全くなく、運用に関する改正だけなのですから。いわば、設計者、施工者が法律をきっちり守って仕事をすれば、法改正前後に竣工する建物の出来型(完成建物)は何の違いもないのです。極論を言えば、こんな改正は必要なかったといえます。
 
「グランドステージ池上」(東京都大田区池上5丁目)の日吉和彦・建て替え組合理事長だ。「改正建基法は建築確認審査の厳格化に主眼を置いたようだが、それよりも違反建築に対する罰則をもっと強化したほうが、事件の再発防止につながる」と、改正法の効果に疑問を投げかけている。・・・と書かれています。私も同じ考えであったので以前に全く同じ内容でブログの記事を書いたのを覚えています。(2008/01/26)

 さらに前出の日吉理事長談。
施工をチェックする中間検査や完了検査に、これといった強化策が盛り込まれていない点もどうかと思います。いくら確認審査を厳しくしても、施工者が故意に、またはミスをして設計どおりに施工しなければ、結果として耐震強度不足の建物ができてしまう危険があります。・・・ 建築確認という“入口”よりも工事現場を厳しくチェックするほうが効果的だと、私なりに結論を出したのです。

実に明解です。

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posted by モン太 at 04:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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