2008年07月30日

建築家モン太の日々

7.
 一昨日、久しぶりに雨が降った。短時間ではあったがかなり激しい夕立であった。そのため昨日は蒸し暑い一日、それでもずっと続いていた猛暑は途切れた。
「今日は、役所を回って得意先へ種類を届けてくる。日が陰っているので自転車で行ってみる」昼食が終わって、妻に言うと、
「無理は止めておいたら」そういうだろうと思っていた。距離にすると15キロぐらいにはなるだろう。
「急ぐ用でもないし、ことこと行ってみるよ」
必要なものをいつもの手提げバッグから肩掛けカバンに詰め替えて肩にかけ、こぎ始めた。最初の難関が待っている。N川の堤防を登る坂道である。やっと登り切りN川の鉄橋を渡る。この橋を自転車で渡ったことなどあっただろうか。ずっと昔の記憶は定かでないにしても、この10年ぐらいはない。いつもは車でサッと渡ってしまう時と比べて、川幅の何と広いことか。渡りきると、今度は反対に下り坂である。ブレーキで調整しながら駆け下りるときの風を切る爽快感はこの上ない。
 科学、技術の発達は自然と触れ合う機会を少なくさせているのだと思う。夏の夕涼みの風をエアコンで作り出し、窓を閉めたままで涼風を味わおうとする。山へも出掛けていかないで大画面の映像で森林浴をした気分を得ようとする。渓流のせせらぎの音もインターネットでダウンロードして聞く。
 こういうことを考えていると妙に子供の頃と比較しているのに気がつく。学校から帰ってくると何人かの友達と、それから自然が遊びの相手であった。夏には虫取りに走り回り、夏には川で泳いで遊んだ。自然が本当に友達であった。
 アウトドアなる言葉がある。「私はアウトドア派だ」などと言う人がいる。今はそんな時代になっている。インドアが生活の場所で、たまに外に出てみるという感覚である。現代はそんなに外が住みにくくなっているのであろうか。そうではない。外に良いものがたくさんある。であるのに何故か現代人は内側へ逃げ込もうとしているように見える。
「1時間と20分、帰ってきたよ」
「早く中へ入って、クーラーの風に当たりよ」と妻が言う。
やはり、モン太も妻も現代人である。

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posted by モン太 at 06:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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